細川氏支援は、多生の縁
14年01月26日
No.1641
Q. 個人的な貸し借りだとは当時も分かっていた - 白川元代議士が選挙事務所で激白 !
A. 私はお会いしていませんが、1月24日午後、白川勝彦元代議士が平河町の選挙事務所に顔を出され、スタッフが応対させていただいたと報告を受けました。白川元代議士は、私の総理在任中、衆議院予算委員会で私の佐川問題を追及されたご本人です。その白川元代議士が、佐川問題について語られた内容が、『日刊ゲンダイ』1月23日号に載っています。
それによれば、「細川さんが佐川から1億円を借り入れたのは、もう30年も前のことですよ。それをなぜ、今さら大騒ぎするのか分かりません。刑事事件になったわけでも、税務上の問題になったわけでもない。国会でも議論され、首相も辞めました。倫理上の責任も果たしたのです。当時の自民党だって、刑事事件に持ち込もうとか、そういう認識は一切なかった。実際に質問した張本人の私が言うのだから間違いない。
それを今さら持ち出し、あたかも大問題のように取り上げるのはアンフェアですよ」「猪瀬さんと細川さんの問題は全く違う。まず、猪瀬さんは副知事として現金を受け取った。つまり、職務権限者です。徳洲会が都内で病院を経営している(利害関係者)ということも知っていたはずで、これは収賄罪になる可能性があります。無利息、無担保の借り入れはワイロとなるという判例もある。金額の問題ではないのです。
一方、細川さんの場合は (借りた時は) 職務権限者でも何でもない。個人的な貸し借りだということは当時も分かっていました」。 (個人的な貸し借りと分かりつつなぜ、追及したのか) 「私が質問に立った当時の細川内閣の支持率は70%以上。何とか反自民の雰囲気を変えようと自民党は必死でした。細川内閣は『政治倫理』を掲げていたので、それならすでに週刊誌で報じられていた借り入れ問題をただそうとしたのです」。
白川元代議士は選挙事務所で、この『日刊ゲンダイ』のインタビュー記事について、そのとおりで、ホームページに掲載しても構わないとおっしゃって下さいました。白川元代議士は、ご自身の経験による選挙運動の仕方のアドバイスなども熱心にしてくださってお帰りになったとのことですが、当時追及された方々が、徐々に真実を語り始めてくださっていることに、感謝しています。<段落は白川が入れる>
長い引用になって申し訳ないが、これは細川氏のWebサイトに載っている細川氏自身の記事である。同Webサイトの「よくあるご質問」をクリックすると最後の方に載っている。いままさに時の人である細川氏からこのように取り上げられるとは光栄なことである。なお、ここに記載されている『日刊ゲンダイ』1月23日号の記事は、当白川サイトに載せており、全文を詳しくお読みいただける。
最近の永田町徒然草は、いつも都知事選の事ばかりで恐縮しているが、私は、これが日本の政治にとって最重要事と考えているからだ。“好循環実現”国会なるものが始まったが、確かこの前の臨時国会は、“成長戦略実現”国会だったと記憶している。ところが、蓋を開けると“特定秘密保護法案強行”国会だった。安倍首相とその仲間は、いったい何をしたいのだろうか。
彼らのやろうとしていることに誰かがストップをかけないと、とんでもないことになると、多くの人々が思っている。現在の国会では、野党には残念ながら、それが期待できない。これに歯止めをかけられるのは、都知事選で細川氏を勝利させるしかないのだ。細川氏も、第一声でそのことを訴えている。その具体的な課題として「原発即ゼロ=原発の再稼働はさせない」と訴えているのだ。
これに対してグジャグジャと文句を言う輩は、安倍首相とその仲間および追従者(率直に言えば、回し者)なのである。世の中を変えるためには、具体的状況を具体的に分析し、一点突破で戦いを挑まなければならないのである。その一点突破が「原発即ゼロ」の旗を高々と掲げて戦っている細川氏を勝利させることなのだ。
今回、私が細川氏を支援するようになったのは、多生の縁なのであろう。細川氏を全面応援している小泉元首相とも、私は深い縁がある。それについては、また別の機会に述べよう。私は、30年以上も国会に関わってきたのだから、これも運命なのだろう。私が安倍首相や舛添氏を嫌う理由も、彼らと付き合って、その本性を深いところで知っているからなのだ。彼らを応援している人たちは、彼らの本性を詳しく知った上で応援しているのだろうか。
- *多生の縁
- ……前世からの深い因縁があること
今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。