いい加減にせい、NHK。
14年01月23日
No.1638
今日は忙しくて、ニュースを見るのは、NHKのニュース9が初めてだった。私は当然に、都知事選のニュースから始まると思っていたが、最初はマー君の話。次が、朝鮮総連本部の競売の話。3番目は、寒さの話。4番目が、富士山の愛好者の話。そして、5番目にようやく、都知事選のニュースだ。昨日も書いたが、このNHKのおかしさは一体何なのだ。都知事選の報道の仕方も平板で、とても適切だとは言えなかった。「いい加減にせい、NHK。」だ。
自公“合体”政権は、細川氏の立候補に相当にアタフタしている。だから、彼らは都知事選のことは、できるだけ内緒にしたいのだろう。それには、報道させないのが一番なのだ。そのために、政府自民党は強い圧力をかけているのだろう。政府自民党は、政治力と内閣広報費と、許認可権を使うのだ。公明党も、マスコミに対し強い影響力を持っている。ひとつは、創価学会を使っての嫌がらせ。もうひとつは、創価学会の多大な広告費だ。
ここまで書いたところで、報道ステもうーションを見ている。報道ステーションも、最初のニュースはマー君。私もマー君は好きだが、都知事選の初日の看板番組で、マー君の話にこれだけ時間を割くことはないだろう。テレ朝も、自公“合体”政権に、すでに屈してしまったのか。古舘伊知郎は、時には殊勝なことをいうが、やはり古舘はプロレス中継をさせておいた方が良いみたいだ。コメンテーターの恵村順一郎(朝日新聞論説委員)も、良くない。歯切れも悪いし、批判も弱々しい。
マー君の話が、25分以上続いている。これだけでも「いい加減にせい、テレ朝。」だ。長いCMが終わって、ようやく、都知事選のニュースが出てきた。約13分間くらい報道していた。報道の仕方も、少なくともNHKよりはマシだった。それにしても、争点散らしの姿勢が目立った。TBSのニュース23がどのようには報道するのか楽しみだが、皆さんも検証してみてはどうだろう。昨日書いたように、こういうところが実に“えげつない”のだ。
オリンピックも大事だし、福祉も大地震対策も大切だ。しかし、文化力の高い東京・自由の精神に溢れる東京、人権と民主主義が息づく東京 ─ そういうことが、人々の暮らしにいちばん大切なのではないか。いま、全国に向って電波を飛ばしているテレビ局も新聞社も、東京にある。東京が文化の高い、自由と民主主義を重要にする首都になれば、わが国も文化の高い、自由と民主主義が息づく国になる。そういう都知事選を展開しなければならないのではないか。
今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。