俄然面白くなるかも。
14年01月11日
No.1632
2日前までは、なんともツマらない都知事選になりそうだった。舛添要一氏は、正式な立候補表明をする前から“絶対的”候補者になることができ、心の中で大々万歳をしていたであろう。20年前から同氏を知っている私には、その様が見えるように想像できるのだ。しかし、雲行きが急に怪しくなってきた。細川護熙元首相が立候補しそうだからである。報道機関の表現によれば、出馬はほぼ決まったようである。
それにしても、何分にも気ままなお殿様のことであるから、私の考えは、正式な出馬声明を待って述べることにしよう。しかし、もし細川氏が立候補すれば、都知事選は俄然面白くなることだけは確かだ ─ こう思っているのは、私だけはない筈である。安倍首相=自公“合体”政権の傍若無人の振る舞いに、誰もストップをかけられない現状を憂いていた人々の、共通の想いだからである。
いろいろな人が細川氏の出馬について、否定的コメントを言っている。だが、そんなものは、あまり気にする必要はない。彼らは、舛添氏に勝ってもらいたいと思っているからなのだ。彼らは、安倍首相や自公“合体”政権の回し者なのだ。果たして彼らは、舛添氏という人物を良く知っているのであろうか。私は、舛添氏のことを良く知っているつもりだ。そして、人間として許せないことを、された経験があるのだ。要するに舛添氏は、人間として問題があるのだ。自民党だって、同じ筈だ。一度除名処分にした人間を政党として推薦することなど、まともな政党なら絶対にしないからである。要するに、どちらも“まとも”じゃないのだ。
自民党が舛添氏を都知事候補として推薦する最大の理由は、舛添氏が勝てる候補だからだそうだ。都知事としてふさわしいからではなく、勝てる候補だからというのも、情けない話だ。絶対的な力を持っていると思われている自民党だが、人物に関係なく勝てそうだから応援するというのだ。安倍首相も自民党も、まさに、張子の虎であると自白しているようなものである。安倍首相らがそう思っているのなら、真逆の結果を出してやろうじゃないか。痛快なことではないか。
とにもかくにも、細川氏が出馬すれば、都知事選は俄然面白くなる。そして、大胆に予測すれば、細川氏はおそらく勝つであろう。これは、こういう選挙に長い間携わってきた者としての、直感である。その根拠もある。安倍首相や自民党や舛添氏がやろうとしていることは、
今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。