三連休のプラ・マイは… !?
13年07月15日
No.1591
7月の三連休も、今日で終わる。この三連休が参議院選挙にどう影響するのか、私には不安だった。多くの国民が行楽などに出かけると、政府・与党側に有利に影響するというのが、選挙関係者の間では普通の見方である。しかし、今回の連休は、憲法改“悪党”にとって相当な打撃を与えた、と私は見ている。これは、私の希望的憶測だけではない。各種の世論調査に、ハッキリとその傾向が現われている。なぜ、そのような傾向が出たのか。
その最大の原因は、憲法改“悪党”の嘘が、次第にバレてきたためであろう。自民党・公明党が選挙で訴えていることには、嘘と誤魔化しがあまりにも多いからである。いくら盛り上がらない選挙とはいえ、国民は徐々に選挙を意識するようになり、報道や政党・候補者の言動など見るようになり、その嘘と誤魔化しを見抜き始めたからだと、私は見ている。ありていに言えば、「多くの人々を長く騙せはしない」という、宣伝の基本からは逃れられないのだ。
その一つは、政府が電力各社の原発再稼働申請を一斉に受理したことにある。原子力発電に対する国民の意識・考えを、公然と逆なでしたのである。深慮遠謀のある権力者ならば、選挙期間中にこのようなスケジュールは、決して組まなかっただろう。二つめは、総務省の就業構造基本調査で、非正規労働者が2000万人を超えたという報道だ。これこそ、アベノミクスなるものの本性を表すデータだ。
憲法改正問題も各種討論会で不十分だが、それなりに扱われている。憲法96条の改正発議要件を3分の2→2分の1に変更しようとしているのはおかしいと、多くの人々が気付き始めたことも大きいと思う。昭和憲法が果たしてきた大きな役割を、多くの国民はシッカリと知っている。それを、政治的見識もなければ政治的実績もない者が、軽々しく
以上は一般的に言えることだが、私には、もうひとつの確信がある。それは、当白川サイトへのアクセスである。現職の国会議員の時は、いろいろなところで演説する聴衆の反応で、国民の感覚や意識を判断した。いまはそのような機会がないので、当サイトへのアクセスを見て、有権者の意識や反応を判断してきた。そしてそれは、そんなに間違っていなかった。今回のアクセス状況やその他のデータを見ている限り、国民の意識と反応は、そんなに悪くはない。
それにしても、憲法改“悪党”に対抗する野党の力不足は、明らかである。だからといって、いまこのことを嘆いても仕方がない。憲法改“悪党”と命懸けで戦おうという政党や候補者はそれなりにいるのだから、その人達を懸命に支援するしかない。その闘いを通じて、これから、国民の本当の味方になる政治勢力が作られていくのだ。炎天下の猛暑は投票日まで続くようだが、頑張るしかない。私たちの努力は、必ず報われる。
今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。