憲法改“悪党”との戦い
13年07月13日
No.1590
参議院選挙も、いよいよあと1週間となった。それにしても、連日の猛暑・酷暑である。暑さには強い私でも、さすがにかなりバテている。こんなことは言っていられないのだが…。今回の参議院選挙は、本当に大事なのだ。今日も、日本テレビで各党の討論があったが、「憲法を国民のものにするために、憲法96条を改正する必要があるのだ」と、自民党・日本維新の会が主張していた。憲法に敵意をもっている者が、そういうのだ。まさに、噴飯ものである。
昨日、“選挙公報”が届いていた。比例区の選挙公報は全国同じであるから、どうぞ見てみて下さい。笑っちゃたのは、日本維新の会のものだ。同党の顔である、橋下徹共同代表の写真も名前もない。もう一人の共同代表である石原慎太郎氏の写真は、20年くらい前のものようだ。一番目に「統治機構の改革」を掲げている。そのために、どうしても憲法改正が必要だと主張している。
統治機構を変更して国民の権利を奪い取ろうとしているのが、自民党や日本維新の会の本音である。橋下元大阪知事・現市長は、その行政の中で、すでに行なおうとしているではないか。彼は、自民党の右翼的分子の先兵としての役割を演じようとしているのだ。だから、安倍首相は橋下大阪市長に、一時はラブコールを送っていた。はしなくも自民党総裁になったので今は控えているが、本音では、橋下氏や日本維新の会に期待し、裏で繋がっているのだ。
自民党と日本維新の会が憲法改“悪党”であることは、明らかである。アベノミクスなどという幻影に惑わされて自民党などに投票したら、後で国民は泣きを見ることになる。いったん憲法を改悪されたら、そう簡単に元に戻すことができなくなることを、国民は肝に銘じておく必要がある。憲法を改悪されるということは、そういうことなのだ。
なぜなら、統治機構そのものが変えられてしまうからだ。改悪された憲法を元に戻そうという活動さえ、大きく制限されるからである。憲法が改悪されていない現在でも、権力迎合的なわが国のマスコミは、自公“合体”政権に批判の声すらあげていないではないか。憲法が改悪されたら、それこそ戦前のようになる。自公“合体”政権の大本営発表を行なう機関となるであろうことは、想像に難くない。
自民党や日本維新の会以外の政党から立候補してる者の中にも、自民党や日本維新の会と一緒になって憲法を改悪する恐れのある候補者が、ごまんといる。それを見分けなければならない。民主党の消費税公約反故騒動で、政党や政治家の公約など、一切信用できなくなってしまった。それでも「何と言っているか、そう言っている候補者を信用して良いのか」を見極めて、投票しなければならない。それができないからといって棄権したのでは、憲法改“悪党”の術中に
灼熱の暑さの中で、昭和憲法を守る戦いをしなければならない。昭和憲法を守るのは、自由主義体制を守ることである。自由主義を放棄した日本に、未来などあり得ない。長い間経済が停滞してきたのも、わが国の運営が自由主義を
それでは、また。