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衆議院選挙 公示に

12年12月04日

No.1541

いろいろな経緯があったが、衆議院選挙が公示された。昔は、30日間も選挙をやっていた時代もあった。が、いまは、僅か12日間しかない。私が長く経験した、その頃の期間は、20日間であった。20日もあると、選挙戦を戦っている間に情勢が大きく変わることも、多々あった。12日間では、そのような情勢変化は、あまり期待できない。だが、大きな事件や出来事があると、それが選挙に大きく影響することは、ある。

先のアメリカの大統領選挙では、大きなハリケーンがあった。オバマ大統領が大差で勝ったのも、ハリケーンの来襲がオバマ大統領に味方したからだと、私は思っている。この衆議院選で、いま懸念されることは、北朝鮮のミサイル発射実験である。野田首相や安倍自民党は追い風を期待しているかもしれないが、“毎度(まいど)のこと”なので、国民は冷静に対処すると、私は思う。中央高速のトンネル事故に公共事業の増大を目論んでいる自民党は、追い風を期待するだろうが、そう甘くはないだろう。

今回の総選挙は、政党の力が正直に出る選挙なのではないかと、私は思っている。政党とは、政治家の集まりである。と、いうことは、政治家の力がもろに試される選挙ということだ。衆議院議員イコール政治家ではない。このことは、この3年間で、国民は嫌というほど経験した筈である。ましてや、衆議院議員選挙の立候補者イコール政治家などとは、断じて言えない筈である。しかし、立候補者を擁立する力は、政党そのものの力である。

5日朝刊イメージ

明朝の新聞で、各政党がどのような立候補者をどのくらい擁立したかを見た上で、この衆議院選挙の見どころや見通し、そして、いろいろな問題点を述べてみたいと思う。いずれにせよ、今回の衆議院選挙ほど、国民の政治的見識が問われる選挙はない。マスコミは、相変らずおかしな報道をしているが、判断材料は、マスコミに頼らざるを得ない。大切なのは、それを批判的に判断する力である。国民は、覚醒しなければならない。それだけは、声を大きくして訴えたい。

今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。

  • 12年12月04日 09時10分PM 掲載
  • 分類: 2.国内政治

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