永田町 メルトダウン !?
12年03月03日
No.1539
私は、今週もよく働いた。今日の土曜日も、いつもの通り白川勝彦法律事務所に出勤し、午後6時頃まで仕事をした。本来ならば、現在のこの時間帯が、私のいちばん解放される時なのだが、最後の意地(笑)で、この永田町徒然草を打っている。先週に引き続いて、明日の午前から新潟県に行かなければならない。大したことは書いていないのに、毎週多くの方々が訪れて下さるのだから、何かupdateしなければ私の義理が立たない。
ところで、今週の政治の動きで、いったい何を書けばよいのだろうか。国際政治では、結構いろいろなことがあった。米朝協議では、それなりの成果があったようだ。ヨーロッパでは、ユーロを維持するために、賢明な努力がなされている。EUは、いまや世界の一極である。EUがおかしくなると、世界経済全体がおかしくなる。それに、何といってもヨーロッパは近代文明の基礎を築いたところだ。ヨーロッパ・EUを崩壊させてはならないのだ。
ロシアとフランスの大統領が選出される。ロシアはプーチンで決まりのようだが、フランスのサルコジ大統領は、なかなか厳しいようである。そのプーチンが、北方領土問題について言及した。領土問題を解決すると言ったようだが、その内容は、わが国にとって厳しいようである。シリア情勢を、私は憂いている。なぜ、アサド政権が現在の国際政治の中で許されるのか、不思議である。国際政治を動かす、何か大きなモノがあると思うのは、私たちの錯覚のようだ。
わが国の政治は、1年前の福島第一原子力発電所の事故の時と同じだ。何が起こっているのか、よく分からない。“メルトダウンしてしまった”と考えた方が、よいようである。だから深刻なのだ。大阪あたりから“リセット、リセット”と叫ぶ者があるが、何をどうリセットするのかが、一向に分からない。具体的な提言をいくつか検討すると、かなり怪しい。そんなもので、日本全体をリセットされたらたまらない。こんなものを持ち上げる政治家やマスコミは、おかしいぞ。
何もかもがこのような時に、私たちはどう対処すればよいのか。「一利を興すは一害を除くに如かず」の、単純明快な原則に尽きるのではないか。野田首相は“社会保障の改革”を行うというが、そんなことはして貰わなくて結構だ。おかしな社会保障が、いっぱいある。それらのひとつでも除いてもらえば、それで結構だ。消費税を10%に引き上げることこそ、放射能と同じように最大の害毒である。
今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。