今夜もやはり煌々と(3月31日)
11年03月31日
No.1476
しばらく霞が関“見廻り”の結果を報告しなかった。だからといって私が見廻りをサボっていた訳ではない。基本的には、毎晩私は見廻りを続けていた。その結果を永田町徒然草にupdateしてこなかったのは、読者にもだいたい推察できると思ったからである。原発事故の対応や大震災の対策とその進み具合をみていれば、政府や東京電力が計画的“節電”を本気で進めるつもりがないことはお分かりだと思う。
政府や東電が国民に計画節電を本気に求めるならば、その呼び掛けは具体的でなければならない。無秩序な大規模停電を本当に避けたいと思うなら、それは当然のことであろう。私が霞が関にある中央省庁のビルの照明に注目するのは、その象徴だからである。中央省庁のビルが煌々としていれば、霞が関や丸の内の民間ビルの照明が変わる筈がない。一方、銀座の中央通りは、戦時を思い出させるに真っ暗だ。
商売人など真っ暗の中で商売をしておれ。俺たちは高貴で枢機に関わる仕事をしているのだから、煌々としたビルにいたって当然だろう。
この輩は、ノーブレス・オブリージュ noblesse oblige という言葉を知らないのだろう。こんな教養もない連中が政治や行政や経済の中心にいるのだから、大震災の対策がモタモタしているのは当然である。そのうちに本当に“革命”が起こるぞ !!
それでは、また。