霞が関・丸ノ内のビルは煌々と…。
11年03月23日
No.1473
昨夜も霞が関の“見廻り”に行ってきた。基本的にはこれまでと同じであった。経産省や国交省の一部の部屋で、間引き照明をしている部屋があったことは事実であった。いずれにせよ、トップから明確な指示が出ていないのだろう。偉そうなことをいっているが、各省庁の照明具合を見れば、各大臣の認識と指導力が窺える。マスコミ・ジャーナリズムは、こんな簡単なことをなぜ報道しないのか? 不可思議である。
昨日、事務所のスタッフが、Webサイトで電力需要と供給量がグラフで見られるようになったと教えてくれた。Webサイトだけではなく、テレビでもやれば良いじゃないか。要するに、首都圏の人々に節電の必要性とやり方を正しく伝えることである。あのウンザリするAC広告を少し控えれば、十分にできるであろう。しかし、東京電力はもう国民の信用を失っているので、誰かがチャンとチェックする必要がある。
一昨日から暖かくなれば計画停電を実施しなくても済むと東京電力は言っているようだが、夏になるとまた計画停電が必要になるとも言っている。これなどはまさに「来年のことを言うと鬼が笑う」の類である。
それにしても洪水のような“AC広告”は、一体どういう魂胆と理由で流し続けているのだろう。おおよその見当はつくが、それは専門家の言を待つことにしよう。私はたまたま計画停電の問題点を執拗に発信し続けているが、それぞれの専門家の特色のあるいろいろな情報発信がほしいものである。
実は、できるだけ早めに言っておこうと思ってきたが、毎日の見廻り等が忙しかったので(笑)、書けないことがある。それは“ガス”の問題である。東京ガスを中心とする都市ガスの供給がまったく正常なことである。これは極めて重要なことなのである。電力のエネルギー効率がいちばん悪いのは、“電気→熱”である。首都圏の都市ガスは、東京ガスをはじめとして、まったく正常に供給されている。そのために電力の消費はかなり救われているのだ。
東京電力や経産省はそのことに感謝し、暖房や調理の熱源としてガスをできるだけ使用して貰いたいと率直にお願いすべきなのである。この点については、別の機会に述べたいと思っている。今回の見出しには、注釈なしに“丸の内”を加えた。この点についても別の機会に述べたいと思っているが、敢えて私が縷々述べる前に、霞が関や丸の内のビルの煌々とした照明が適正になることを、心から希望する。論じたいことが山ほどあるからだ!!
それでは、また。