最近の自民党について
07年03月03日
No.353
この永田町徒然草を毎日更新する上でいちばん大変なのは、何をテーマにして書くかということである。政治にとっては、この世の森羅万象のすべてがテーマとなり得る。それだけにテーマは無数にある訳だが、その中からどれをピックアップするかということがいちばん難しいのである。そこにまた論者の政治的センスも問われることにもなる。これは論述だけでなく、演説をする場合でも同じである。
ところが、今日はなぜか珍しく書きたいテーマが絞れない。問題がない訳ではない。昨夜というのか今日未明の本会議と平成19年度予算の衆議院通過、都知事選問題、大分県の衛藤晟一前衆議院議員(郵政造反議員で一昨年の総選挙で落選中)の自民党復党問題、これに対する公明党のおかしなクレーム、インフルエンザの特効薬タミフルでの死亡事故、鹿児島県議選の選挙違反事件の12名全員に対する無罪判決などなどとネタは山ほどあるのだが、「よし、今日はこれを書こう」という情熱がなぜか湧いてこないのだ。いつもはこうではないのだが……。
隔週誌『FORUM21』2007年3月1日号の「創価学会党化した自民党-4」を昨日掲載したので、それをもって本日の記事とすることにした。どうか今日の永田町徒然草を読むつもりでそちらの方を読んでもらいたい。今回は、「反自由的で非民主的となった自民党」を事実に基づいて検証している。この土日、私は数本の原稿を書かなければならない。その中には『FORUM21』2007年3月15日号の原稿もある。隔週誌だからすぐ〆切が来るのである。次回のテーマは、「詐術的・謀略的手段を平気で用いる自民党」である。この連載もいよいよ佳境に入っていく。
それでは、また明日。