こりゃ豪儀だねぇ!
10年01月22日
No.1399
いよいよ衆議院予算委員会の質疑が始まった。昨日はぜひ見たいと思っていたが、私にはその時間がまったくなかった。今日は時間があったら見たいと思っているが、事務所に出てみないと分からない。国民の置かれている状況は、ますます悪くなっている。倒産・失業・ボーナスカット・賃金ダウンなどで四苦八苦である。その結果、債務整理の相談や依頼が多くなっている。債務整理の仕事は、社会の極限におけるひとつの闘いである。私の力など僅かな力だが、自分のできる範囲では全力を尽くして闘っている。
多重債務など、たかがおカネの問題に過ぎない。しかし、資本主義社会においては、おカネの問題は深刻である。おカネがないために人々は苦労するのだ。“たかがおカネ、されどおカネ”がこの世の現実である。日本という国全体が、“たががおカネ、されどおカネ”という状況になりつつある。だから“国民の生活が第一”という何でもないスローガンが多くの人々の心を捉えたのだ。そのために自公“合体”政権は崩壊した。
ところが国会でも“たががおカネ、されどおカネ”だ。こちらの方で問題となっているおカネは、“豪儀(ごうぎ)なおカネ”である。一般庶民だけではなく、ほとんどの政治家にとっても無縁な額の、豪儀なおカネである。政治に豪儀なおカネがかかることは事実である。オバマ米大統領だって、選挙戦には豪儀なおカネを使った。しかし、その出処(出どころ)は明らかだった。いま国会で騒がれている豪儀なおカネは、出処(でどころ)と使い道が世間離れしているのだ。だから、国民が問題にしているのである。
今日はこのくらいにしておこう。それでは、また。