歴史的審判の日
09年08月30日
No.1274
遂に、この日が来た。今日は歴史的な日となるであろう。
私が永田町徒然草を“原則として”毎日更新するようになってからでも、約3年になる。私もそれなりに頑張ったつもりだが、多くの方々のアクセスがあってこそはじめてできたのである。長い間のアクセスに御礼を申し上げる。
2009年8月27日失業率が5.7%になったとの報道があった。麻生首相や太田公明党代表がいくら経済を回復させたと自慢しても、この数字がその虚しいさを雄弁に物語る。多くの有権者がそう思ったであろう。世の中が選挙ムード一色だというのに、私は毎日多くの人々の債務整理の相談に専念していた。依頼者や相談者がおかれている状態は実に深刻なのである。一緒になって債務整理の方策を見出し、生活の立直しを模索するのである。こういう仕事をしていると、GDPが3.7%成長したなどというのは、いったいどこの国の話かと思わざるを得ない。
今回の総選挙での私の役割は、『翔べ! 鳩山由紀夫』の出版および永田町徒然草の執筆と心に決めていた。
選挙期間に入ってから毎日2万人以上の人々が永田町徒然草を読んでいた。日々情勢は変化する。いい加減なことは書けない。仕事を終えると私は真っ直ぐ家に帰りテレビや新聞をみて、気合いを入れて永田町徒然草を書いた。2週間もいい子(?)になって自宅にいたので、家内は驚いていた。
拙著『翔べ! 鳩山由紀夫』も頑張っているようだ。珍しく返品が少ない。私も少し必要なのだが、在庫がないので毎週30冊ずつもらっている状態である。もっとも選挙戦が終わると返品の山となるのかもしれないが…(笑)。
昨年の10月に出版した『自公連立解体論』と 『政権崩壊』と合わせて、『翔べ! 鳩山由紀夫』はこの総選挙に向けての私の3部作である。選挙が終わったら、これらの本にも慰労会もやってあげなければならないと思っている。
昨日のニュースで「総務省の集計によると、期日前投票が一昨日現在で10%を超えている」と報じられていた。最終的には期日前投票が11~12%くらいあるのではないか。平成8年11月自治大臣に就任した時、私は投票率を上げるためのチームを立ち上げた。平成7年の参議院選挙の投票率が50%を割ったのである。これはわが国の民主主義の“正統性”に係わる由々しき問題だから、前例に捉われず何をやっても良いとの指示を与えた。感慨一入(ひとしお)である。
今夜8時から開票速報が始まる。あと10数時間、“おおごと”が起きないことを祈るのみである。私も期日前投票を行っている。投票箱が閉まるまで、私にはやらなければならないことが山ほどある。すべてをやり遂げて審判を厳粛に待つ。今日は特別な日である。
それでは、また明日。