8・23日曜定番の政治番組
09年08月23日
No.1267
自公"合体"政権下における最後の日曜定番の政治番組を観た。政治の世界に身をおいてきたので実に長い付き合いであった。私も数回は出演したことがある。来週の日曜日は投票日なので、毒にも薬にもならない番組を流すのだろう。マスコミも自公“合体”政権は敗れると思っているので、自公“合体”政権に塩を送るような番組をつくるとは思わないが、念のために注意した方がよい。
今日の政治番組でも、マスコミは最後まで自公“合体”政権の傭兵であることを遺憾なくみせてくれた。特にテレ朝の『サンデープロジェクト』は、最後まで忠実な傭兵であった。このような傭兵がセットした舞台であったが、麻生首相と太田公明党代表のパフォーマンスは最低であった。魚は頭から腐るという。政党も同じだ。自公両党の党首の政治的センスは、完全に狂っている。だからこの二人が露出すればするほど、自公両党の票はどんどん減っていく。政権・体制・権威が崩れ去るときは、こういうものである。
麻生首相は、政権選択ではなく政策選択の選挙だといっている。これほどおかしな演説はないだろう。政策を実行するのは人間である。自公“合体”政権という人間集団が信頼を失っているのであるから、その首領(ドン)がいくら自民党の政策を訴えても国民は聴く耳をもつ筈がない。太田公明党代表の発言など、聞くに堪えない。「恥ずかしげもなくよく言うよ」という話ばかりだ。司会者やコメンテーターはそこをまったく突かない。だから自公“合体”政権の傭兵だと私はいうのだ。
鳩山民主党代表のパフォーマンスは、非常に優れていた。代表就任以来、鳩山代表は日々進化している。そうでなければならないのだ。鳩山代表だけでなく、300の小選挙区で闘っている民主党の候補者すべてがこのように進化しなければならないのだ。私の情報網には憂慮すべきことがいろんな所から入ってくる。要するに浮かれているのだ。政権を懸けた戦いというのは、そんなものではない。命懸けの闘いでなければならないのだ。民主党は頼りないという声が相変わらず多い。頼もしい民主党をつくるのは、必死の闘いのだ。政治家を育てるのは学校や塾ではない。厳しい選挙戦しかないなのだ。
暑い日が続いている。まさに灼熱の選挙戦であろう。しかし、もう少しこの暑さが続かないと深刻な凶作となる。凶作の責任は新しく誕生する政権が負わなければならないのだ。政権というのは天変地異に対しても責任を負わなければならないのだ。政権を担当するとは辛いことなのだ。
新潟県代表の日本文理高校が甲子園で闘っている。それも、たった今、2対1で名門岐阜商業に勝ったところだ。決勝戦進出 ─ もちろん新潟県では初めての出来事である。甲子園でも革命が起こっているのだ。民衆革命はやればやれるのだ。
それでは、また。