新幹線の中で……
09年06月11日
No.1193
この永田町徒然草を奔(はし)る新幹線の中で打っている。奔る新幹線の中でパソコンを使うのは初めてのことである。使用しているパソコンは、元アメリカのコンピュータ会社が作っていたモノを中国の会社が買って、中国製として売っているものだ。この前、茶碗の水をこぼしてオシャカにしたモノと同じ型である。安くて軽くて使い易い。中国で作られた日本製のコンピュータにはすいぶん泣かされた。日本のメーカーと銘打っていたからよけい腹が立つ(笑)。
電源は肘掛のところにコンセントがあり、そこから取っている。もちろん電池は内蔵されているが、このほうが安全だし安定している。無線ランでインターネットに接続できるとの車内アナウンスがあったが、今回は無線ランのツールを持ってこなかったので使えない。次回乗る時には、無線ランにも挑戦してみよう。
この電車は全席禁煙だが、喫煙ルームがある。これは嬉しい。予約してあった座席から喫煙ルームまで1両半は歩かなければならなかったので、車掌さんに頼んだら喫煙ルームの近くの席に変えてくれた。喫煙ルームは、けっこう繁盛している。最近は容赦なく禁煙というところが増えているが、けっこう喫煙者はいるんだと安心した。
いま私が乗っている新幹線は、上越新幹線ではない。東北新幹線でもない。長野新幹線でもない。東海道新幹線の東京発広島行の“のぞみ号”グリーン席だ。きわめて快適である。私はこの新幹線が気に入った。東海道新幹線には喫煙車がいまなおある。私は上越新幹線と長野新幹線(正式には北陸新幹線長野行というのだが)ばかりに乗っていたので、これにはびっくりした。飛行機と同じで、新幹線は全部禁煙と思っていた。でも喫煙者のためにそれなりの配慮をしてくれるこちらの方が当たり前と思うのだが…。
私が乗っている列車は、17時50分に東京駅を発った。そして、先ほど名古屋駅を過ぎたところだ。20時11分には京都駅に到着する。もう降りる準備をしなければならない。外は雨が降っている。そうだ。今日から梅雨入りしたのだ。約1ヶ月半、鬱陶しい日々が続く。国政の方もなんだか雲行きがおかしい。しかし、どうあがこうが、最後の審判の時は近づいている。私が乗った列車もあと20分後には京都駅に着く。そこには私を待っている人がいるのだ。 [2009・6・10記す}
それでは、また。
P.S. 今日、京都から東京まで“のぞみ”で帰ってきました。古い型ののぞみでした。こののぞみにパソコンの電源はありませんでした。