月別アーカイブ: 2007年07月
07月31日 危険な安倍首相の居直り
No.504
昨日は、多くの方々からお祝いの電話やメールをいただいた。私は候補者でないが、あたかも私が当選したような文句の電話や文面であった。きっと私と同じような思いで今回の選挙を捉えていたのであろう。統一地方選挙後、私は参議院選挙を頭において永田町徒然草を書いてきた。選挙に関することを書くことは、けっこう気力を要する。正直にいって少し疲れたことは確かである。しかし、政治は常に動いている。休んでいる訳にはいかない。……
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07月30日 自公“合体”政権の歴史的大敗!!
No.503
いまテレビで開票速報をみている。次々に民主党および野党系候補の当選が伝えられているが、肝心な投票率の最終的な発表がない。正直いって昨日夕刻頃あまり投票率が高くないような情報が伝えられた。この時は私もちょっと心配になった。しかし、私が今回の選挙の目標としてきた「自民党40議席前後・公明党10議席前後、与党合わせて50議席前後」を、前回よりそれほど高くない投票率で楽々とクリアした意義は大きい。まだ比例区の最終結果を確認できないが、もう大勢は明らかである。国民の審判に私は敬意を表わしたい。……
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07月29日 主権者としての気概と能力!
No.502
今日は参議院選挙の投票日である。総務省の発表によれば、期日前投票が7月27日現在で881万9091人に上り、前回参議院選挙の同時期に比べて52.9%増え、全有権者(1億455万人)の8.44%に達し、最終的には10%を超えそうな勢いだという。投票率はかなり高くなるだろう。その中でおかしな動きがある。今回の選挙から市町村合併の余波で投票時間が最大4時間繰り上げて締め切られる投票所が全体の4分の1強あるという。開票作業を早くするための措置だと説明されている。このことを多くの人々に知らせて欲しいと沢山のメールをいただいた。注意して欲しい。いずれにしても選挙権を有効に行使することを心から望む。……
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07月28日 直感力=直観力
No.501
世の中には本当に信じられないことがあるものである。今日中に私のホームページにあるアクセスカウンターが140万を超えることは明らかであった。昨夜、私は午前0時半にはベッドに就いた。今日は特別に忙しい日であり、朝早くから行動しなければならないからである。午前5時すぎに爽やかに目覚め、午前5時25分にホームページを見たら、なんと「1400000」であった。これには驚いた。そして私は吉祥を感じた。……
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07月27日 人の和を…!!
No.500
天の時、地の利、そして最後に「人の和」がないと戦いは勝てない。永田町徒然草は今日で500号となる。このひとつの区切りに「人の和」という面から今回の参議院選挙をみてみることにする。まず与党の方であるが、自民党と公明党はひとつの党であるかのように文字通り一体となって戦っている。しかし、このことがかえって裏目に出ているのが今回の選挙の選挙の注目すべきところである……。
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07月26日 地の利は…!?
No.499
昨日の『夕刊フジ』は29ある1人区の予想を「3勝26敗も」と打っていた。今回の選挙予測の中で私がみたもっとも大胆な予想である。『夕刊フジ』は、フジ産経グループの夕刊紙である。フジ産経グループといえば、日本の右翼反動の主柱たらんとしているメディアグループである。夕刊紙とはいえ、その一角の新聞が3勝26敗もあり得ると大見出しに打った意味は大きい。現況は想像を超えるほどヒドいのである……。
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07月25日 “天の時”が…!?
No.498
昨日は失礼をいたしました。そのような事情で、オリジナルな永田町徒然草をリアルタイムで書くのは3日ぶりである。いまNHK総合テレビでは、千葉県選挙区の政見放送が流されている。東京では関東地区の各県選挙区および東京都選挙区の政見放送が放映される。その理由は東京タワーからこの地域に電波が流されているからである。東京タワーってやはり凄いのである。……
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07月23日 政権交代について
No.496
与野党逆転・政権交代への道づけをするといわれている。参議院選挙で野党がかっても直ぐには政権交代にはならないことは確かである。しかし、政権交代を考えるとき、今回の参議院選挙はきわめて重要である。今日は、政権選択をめぐる戦後の歴史と今日的課題を考えてみることにする。……
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07月21日 貴方は問題のチラシを見たか?
No.494
選挙の情勢というのは、実は候補者がいちばん知っているものである。昨日、『読売新聞』の記事を基に現在の選挙情勢を概観した。与党とりわけ自民党にとっては想像を超えるほど厳しい状態だと私は判断した。そのためであろうか、自公“合体”政権はとんでもないことをやらかした。旧憲法下で官憲の選挙干渉があったと歴史で習ったが、私は今回のことには同じようなものを感じた。やはり安倍首相には、明治憲法的な価値観が染み付いているのだ。……
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07月20日 見えてきたぞ目標値!
No.493
7月18日付の『読売新聞』に「参院選本社情勢調査」の記事が掲載されている。この情勢調査は、7月14~16日にかけて電話で行われ、4万1735人から回答を得た世論調査を基にしている。これに過去のデータや同社の取材網や各政党からの情報を加味して総合的に判断したものである。今後各報道機関も同様の情勢調査を発表するであろうが、少なくとも今回の参院選で私が目にした最初の本格的な情勢調査である。週刊誌の選挙予測などとは質的に違うものである。ここには、恐ろしいことが書いてある……。
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07月19日 自民党の深刻な広報戦略
No.492
台風4号と新潟県中越沖地震で参議院選挙の影が薄れた感があるが、それらを踏まえて選挙情勢は日々刻々と動いている。例の『朝日新聞』の第10回連続世論調査(7月14、15日実施)の結果が7月16日の同紙に掲載されていた。当日の午前10時すぎ新潟県中越沖地震の発生が発生した。そのために連続世論調査に基づく最新の選挙情勢について書けなかった。遅ればせながらこの調査に基づいて分析しよう。……
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07月18日 事務的・官僚的な災害対策
No.491
新潟県中越沖地震の被害の大きさが次第に明らかになりつつある。このように災害の全容を把握するということは難しいのである。地震が起きた当日に現地視察をしたなどというのは、災害対策上は何の意味もないことなのだ。。大切なことは、被害の全容を把握して、大づかみで良いから緊急に必要な対策を実行することと被災者に安心を与える抜本的な救済策を打ち出すことなのだ。それが災害に対して政治家がやらなければならないことである。……
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07月17日 新潟県“中越沖”地震!
No.490
台風4号が日本から離れていったと思ったら、今度は地震である。新潟県“中越沖”地震である。現時点(7日午前9時20分)で9人の方が死亡し、多くの家屋が倒壊した。2004年(平成16年)の新潟県“中越”地震からまだ3年も経っていない。「災害は忘れた頃にやってくる」というが、新潟県県民にとっては「災害は忘れられない内にもやってくる」というところだ。亡くなられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げるとともに、被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。……
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07月14日 争点は、“三金”!?
No.487
ハッピィー・マンデーの「海の日」で、この夏の貴重な3連休なのであるが、大型で非常に強い台風4号の来襲である。被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。台風は今後強い勢力を保ちながら日本列島を縦断すると予想されている。東京はいまのところ曇天だ。雨はほとんど降っていない。午後あたりから強い雨が降るといわれている。せっかくの3連休だが、家族で海や山へ行楽とはゆかないようである。まあ、天下分け目の参議院選挙の真っ最中である。今回の選挙や日本の政治について、友人と語り合うのも一興というものであろう。これならば、雨が降っても大丈夫だし、お金もかからない。……
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07月13日 党首の第一声
No.486
昨日の公示日、私はやむを得ない仕事のために1日中デスクワークだった。書き物をしながら、テレビのニュースをチェックした。国政選挙が公示日当日どのように報道されるのかをみるのは、私にとってはじめての経験である。もちろんいちばん関心のあったのは、各党の党首の第一声であった。政治家の演説は、生きものである。どの場所を選び第一声で何をいうかは、選挙においては非常に大切なことなのである。……
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07月12日 いよいよ参議院選挙の公示!
No.485
今日、第21回参議院議員通常選挙が公示される。6年前、私は新党・自由と希望を設立し、1億人の有権者に公明党の政権参加・自民党と公明党の連立の是非を問うために比例区で戦った。「創価学会の政治参加と戦う唯一の政党」をキャッチフレーズに、9人の同志と共に勝利を確信しながら勇躍と立候補した。結果は47万人の有権者の支持を得たが、議席を獲得することはできなかった。私は苦難の歩みを余儀なくされることになった。……
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07月11日 今回の参議院選挙の目標値
No.484
私は『朝日新聞』の連続世論調査で世論の動向を探っている。各報道機関も世論調査の結果を発表している。当然のことであるが、『朝日新聞』の調査と同じような傾向である。私は永田町徒然草No.480で「ほとんどの選挙予測は公明党が獲得する議席を所与のものとしている。果たしてそうだろうか。投票率が10%も上がれば、公明党の議席は比例区でも選挙区でも確実に減少する。今回の選挙のひとつの注目点は、公明党が何議席とれるかだと私は思っている」と書いた。……
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07月10日 安倍内閣不信任選挙!
No.483
赤城農水大臣の事務所費問題がクローズアップされてきた。この問題をめぐる政府・与党の対応をみていると、彼らは“バカ”なのではないかという気がする。年金問題をめぐっても同じような気がする。彼らに政府・与党としてのガバナビリティがあるのかというという疑問が沸いてくる。国政選挙でいちばん問われるのは、実はこのガバナビリティなのである。個々のイッシュー(問題)ではないのである。個々のイッシュー、例えば消費税の導入が争点の時の方が事態は深刻ではないのである。……
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07月09日 闇雲にしゃべる安倍首相!?
No.482
『朝日新聞』の第9回連続世論調査(7月8、9日実施)の結果が発表された。それによると、安倍内閣の支持率は31%であった。内閣支持率の変化は、43→44→36→30→34→32→31→28→31%である。先週せっかく30%を割った支持率がまた31%となった。31%と28%はギリギリ誤差の範囲内といえなくもないが、やはり3ポイントの上昇はちょっと気になる数値ではある。この1週間で永田町徒然草で小池防衛大臣の起用について3回も触れたのは、こういう癖玉がそれなりに効果を発すると思ったからである。右翼反動はこれからもいろいろな癖玉を繰り出してくるだろう。……
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07月08日 あと3回しかない日曜日
No.481
九州地方が大変な豪雨に見舞われている。被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。東京地方は曇天は続いているが、あまり雨は降らない。一方沖縄は梅雨明けして夏本番のようである。北海道はもともと梅雨はないといわれている。梅雨の日本列島は、天候はこのようにまだら模様である。しかし、政治模様は、政府・与党にとって全国的に土砂降りの様相となっているようだ。……
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07月07日 政権に関係ない選挙!?
No.480
国会が閉幕し、マスコミなども一挙に参議院選挙モードになってきた。1億人の有権者が参加する参議院選挙は、まさに国政選挙である。この選挙で示される国民の意思は、安倍首相が何といおうが重い。そんな中で、安倍首相がいわずもがなの消費税発言をした。火に油を注ぐこととは、こういうことをいうのである。安倍内閣を追い詰める材料が、またひとつ増えた。……
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07月06日 空疎な安倍演説
No.479
最近のニュース・報道番組は、昔とまったく様相が変わった。ニュースといえば、かつてはNHKの独壇場だった。民放もニュースは放映していたが、まず全国カバー率がNHKに比べ問題のならないくらい低かった。だからニュースといえば、NHKと考える人が多かったのではないだろうか。NHKには、すべての国民が受信できるようにする義務があった。全国各地に中継局を設置して難視聴地域を解消してきた。しかし、離島や山間地などすべてをカバーするとなると中継局設置のために莫大な費用が必要であった。全国に40万世帯ほどあった難視聴地域を一挙に解消するために打ち上げたのが、放送衛星であった。……
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07月04日 “自虐的”な対米従属
No.477
「安倍首相としては、こういうおかしな歴史認識をもっている防衛大臣は即刻罷免すべきであろう。久間防衛大臣に政治的センスがあれば、即刻辞任すべきである」と私は昨日述べた。久間防衛大臣が昨日の午後辞任した。後任には小池百合子衆議院議員を任命した。安倍首相や自公“合体”政権は、女性初の防衛大臣の起用で今回の火消しをしたいのだろう。だがこんなことで今回の件を許してはならない。池に落ちた犬は徹底的に叩け!である。……
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07月03日 深刻な火種――原爆発言
No.476
久間防衛大臣の原爆発言が、自公“合体”政権のもうひとつのネックになるだろう。アメリカ軍が広島・長崎に原爆を投下した理由は、いろいろあると私は考える。しかし、それを言及するのは、歴史家のテーマであって政治家の任務ではないだろう。わが国の政治家にとって大切なことは、当時の政府が国際状況を見極める能力に欠けていたためにポツダム宣言の受諾が遅れてしまい、原爆の投下という事態を招いてしまったことに対する反省である。そして、唯一の被爆国として、人類が2度と核兵器の苦しみにあわないことを世界に向かって訴え続けることであろう。……
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07月02日 ついに30%を切った!?
No.475
『朝日新聞』の第8回連続世論調査(6月30日、7月1日実施)で、安倍内閣の支持率がやっと30%を割った。内閣支持率の変化は、43→44→36→30→34→32→31→28%である。私がひとつの目安としてきた30%を割るか割らないかとの関連でいえば、30%と28%は依然として誤差の範囲内である。しかし、この4週間34→32→31→28%と下降傾向にあることと28%という数値は、意味がある。それは、安倍首相がわざわざ投票日を1週間延ばすことを覚悟して会期延長し、年金に関する法律と例の“人材バンク”法を成立させても、国民から少しも評価されていないということである。……
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07月01日 2007年7月、まさに夏
No.474
昨日、大学時代の友人と会った。盛り上がって、今朝の4時ころまで飲んでしまった。午前8時に目覚ましをかけておいた。起床して、シャワーを浴び、午前10時すぎには自宅を出て青山斎場に向かった。故宮沢喜一元首相の密葬に参列するためである。午前10時半には斎場に着いた。いやに閑散としていた。どうしたのだろうかと思って、顔見知りの宏池会事務局の関係者に尋ねると、葬儀・告別式の開式は正午という。私は午前11時と思って急いで来たのであった。相変わらずそそっかしいが、まあ、遅れるよりはいいだろう。……
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