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月別アーカイブ: 2007年04月

04月26日   統一地方選の最大の教訓

No.407

各社の世論調査で安倍内閣の支持率が上がった。その上昇率は違っているが、それはこういうものをみる場合あまり重要ではないのだ。各社の世論調査が同じように上昇していることが重要なのである。なぜこのような傾向が現れたのか、世論調査に関心がある者はいま考えさせられている。私もその一人である。……

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04月25日   怪しげな教育再生論議

No.406

昨日、全国一斉に学力テストが行われたというニュースが流された。43年ぶりだという。そういえば、私が中学生のころ学力テストが問題となっていたことを薄っすらと憶えてはいるが、私たちが学力テストを受けたのかどうかは子供の時代のことであり記憶していない。今回は愛知県犬山市以外のすべての公立学校で実施されたとのこと。そうすると新潟県十日町市の私が卒業した小学校と中学校でも行われたということになる。……


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04月24日   自由か平等か

No.405

日曜日に投開票された統一地方選挙の結果は、やはりいろいろと考えさせられたり確かなことをハッキリと示すものがかなりあった。まず長崎市長選であるが、正直にいって驚いた。ああいう状況における選挙では、弔い選挙は圧倒的に強いというのがこれまでの常識であった。しかし、長崎市民の選択は冷静であり沈着としたものであった。正直いって長崎市民の政治に対する考え方の質の高さに感心させられた。……

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04月23日   波間道あり、道縦横。

No.404

統一地方選挙の後半戦の投開票が行われた。また参議院補欠選挙では、福島県選挙区では民主党公認の候補が当選し、沖縄県選挙区では自民党・公明党の推薦する候補が当選した。まず参議院補欠選挙について述べる。両県とも知事選挙に転出した参議院議員の欠員を決める補欠選挙であった。結果は、その知事選挙で勝った陣営が参議院補欠選挙でも勝利した。知事選挙の選挙態勢が上手く動いたのではないか。……


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04月21日   またまた銃による犯罪

No.402

昨日もまた暴力団と銃が問われる事件が発生した。私が長崎市長銃殺事件で指摘したことが本質であることが明らかになったと思う。昨日は締切りの迫った原稿を書いていたので最後まで事件の顛末をみることなく、原稿を書いていた途中でバタンキューであった。この永田町徒然草を書いている時点ではまだその顛末を知らないのだが、それはあまり重要な事柄ではないような気がする。……

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04月20日   現象と本質

No.401

昨日もヴァージニア工科大学の乱射事件と長崎市長銃殺事件でニュースはほとんど埋められた。アメリカの事件については、犯人がNBCに送り付けたビデオなどが新たに出てきた。それを何度も見せられた。犯人の韓国時代の住まいまで報道されていた。長崎の事件では、市民の悲しみと犯人の動機や補充立候補者などが報道された。それらは大切なことである。だが、それらは現象であり、事件の本質とはいえないであろう。……

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04月17日   民主党の支持率を考える

No.398

JNN世論調査で先月下げ止まった安倍内閣の支持率が、今月は、およそ9ポイント上昇して55%となり、「支持しない」を3か月ぶりに上回りました。一方で、発足から半年の安倍内閣が「実績をあげた」と見ている人は3割にとどまりました。調査は今週末に行いました。それによりますと、先月下げ止まった安倍内閣の支持率は、今月は56.1%となり、先月より8.5ポイント上昇しました。一方、「安倍内閣を支持できない」人の割合は43.7%と下がり、3か月ぶりに「支持」が「不支持」を上回りました(TBSのWebサイト NEWS CATEGORIES からの引用)。……

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04月13日   野党の覚悟

No.394

昨日、憲法問題調査会で国民投票法案が採決された。日曜日にはヨレヨレの石原慎太郎氏が都知事に3選された。自公合体政権に疑問や反対をする人には、芳しくないことが次から次と目の前で展開されていく。こういう状況における野党の覚悟ということについて述べてみる。……

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04月12日   セイフティ・ネット考

No.393

セイフティ・ネット(safety net)の整備・充実。いま多くの人が口にする言葉である。また政策的には自民党から共産党まで異論のないところである。しかし、私が国会に初当選した昭和54年(1979年)には、あまり耳にしなかった言葉と記憶している。このセイフティ・ネットという問題をちょっと掘り下げると、実はいろいろと重要なことがみえてくる。……

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04月10日   道府県議選の結果について

No.391

都道県知事選挙は振るわなかったが、道府県議選挙では民主党が躍進したというのが一般的な評価である。永田町徒然草No.381で道府県議選挙の重要性を指摘した。自民党は道府県議を1212議席を獲得したものの前回に比べて97議席減らした。一方民主党は375議席を獲得し、170議席増やした。しかし、厳しいようだが、これを本当に民主党の躍進といえるだろうか。無投票当選者(全国で416人)を出した選挙区の大半は1人区であった。そこではほとんど自民党が議席をとっている。……

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04月09日   都知事選の結果について

No.390

都知事選に関していえば、「奇跡」は起きなかった。都知事選だけを問題にするのはおかしいと思うが、都知事選はやはり統一地方選の天王山である。都知事選は、一地方の知事を選ぶ選挙ではない。国政の今後のあり方を占う選挙である。国政といえば、7月の参議院選挙が今年の最大の政治課題である。だから都知事選について少し詳しく分析してみよう。……

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04月05日   「美しい国、日本」の実現!?

No.386

近代自由主義は、人間がお互いに証明することができる言葉や事実を使いながらこの世の中に生起する諸問題を解決しようとする政治手法である。前号では小泉氏の“改革”なるものは、検証不能な言葉を羅列して政権を運営するという危険な手法であると述べた。小泉氏の事実上の後継指名を受けた安倍首相の場合はどうであろうか。……

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04月04日   総括・小泉純一郎(その4)

No.385

族議員を抵抗勢力とみなして、これと闘うという構図を作って改革を演出した小泉前首相は、実はもっとも悪しき意味における“大蔵族”議員であることをこれまでに何度か書いてきた。今日は別の角度から、小泉純一郎を総括する。小泉氏の最大の改革は、郵政民営化であった。その主張はきわめて具体的だが、なぜ郵政民営化が改革の本丸なのだろうか。このことを分析すると、小泉氏は何らの理想や理念もない政治家だったということがよく判る。……

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04月03日   政治家の言葉のあり方

No.384

日曜日あたりから新聞やテレビが知事選等の世論調査の結果を発表している。ぼやかして書いてはいるが、選挙期間中の常套的な書き方を踏まえると野党側にはかなり厳しい数字がでているようである。最近の世論調査の確度は、非常に高くなってきている。よく当事者は、「あんな世論調査が新聞に書かれなければ勝てたのだが…」などというが、アナウンスメント効果もいわれているほどはないのである。野党が奇跡を起こすためには、必死で頑張らなければならない。……

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