12月31日 死刑執行と大晦日
No.291
昨日も年賀状書きに没頭していた。ニュースの時間にテレビのスイッチを入れると、フセイン・イラク前大統領の死刑が執行がされたと報道されてた。この問題については永田町徒然草No.251で私の考えを述べておいた。ブッシュ・アメリカ大統領は支持発言をしたが、わが国の政府要人には何の発言もない。安倍首相の持論は東京裁判否定であり、彼の支持者もそういう人が圧倒的に多い。ところがこういう人たちは一切発言をしていない。東京裁判となると元気に発言する評論家諸氏も口をつぐんでいる。硬骨の愛国者ぶった彼らの主張とは、しょせん権力迎合と都合主義に過ぎないのだ。……
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12月30日 自公連立の一考察
No.291
最近また公明党の政権参加・自公連立ということを問題にする人が増えてきたようである。結構なことだが、ちょっと分析の動機や視点が狭く浅いように私は思っている。自公連立の持つ意味や影響はもっと深刻であり、わが国の政治の問題を語るとき自公問題を抜きにしては語れないところまできてしまったのである。……
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12月29日 真の政治家の能力
No.290
前号で書いたようにこの数日間は、温故の年賀状書きに全力投球をしている。そんな関係で新聞もテレビもほとんど見ていない。バックグランド・ミュージック代わりにテレビをつけていたとき、佐田行政改革担当大臣の辞任のニュースを聞いたが、正直いってほとんど興味はなく聞き流していた。後任には渡辺喜美が決まるといわれそのとおりになった。この二人には共に因縁浅からぬものが私にはある。……
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12月28日 押し迫る
No.289
最近は、できるだけ永田町徒然草を毎日更新するように心掛けている。それは、わが国のマスコミがあまりにもひどいからである。報道番組に限っていえば、偏向なんてもんじゃない。先進諸国の報道コード(基準)からみれば、偏向などという次元をとっくに通りすぎて俗悪といった方がいいだろう。別にヘアは出していないじゃないかという人もいると思うが、ヘアを出さなかったからといって俗悪番組でないということにはならない。……
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12月26日 鴎外と雑事の出典
No.288
「白川さんのコラム、毎日楽しく拝見しています。先日は私の拙いメールの文章をコラムで取り上げていただきましてありがとうございました。図書館で森鴎外の娘の小堀杏奴の「晩年の父」(岩波文庫)を借りましたので、すでにお読みかもしれませんが、「なんでもないことを楽しむ心」について書いてある箇所を抜粋したものを送付させていただきます。……
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